共同指導
当院は開放型病院として認定されていますので、開放型病院共同指導料を保険請求することができます。これは、開業医の診察に基づいて紹介した患者さんが厚生労働大臣の認定した開放型病院に入院中である場合に、主治医(紹介医)である開業医が病院に赴いて、その患者さんに対して診療・指導等を行ったときに算定できるものです。 |
1.開放型病床の利用について
赤磐医師会病院は全病床を開放病床として運用しています。
先生方が診察された患者さんに入院治療の必要が生じた場合、当院の医師と共に、外来・入院を通じて一貫した方針の下に治療が行えるように、ご利用いただいています。赤磐医師会会員だけでなく、他の医師会に所属する先生方も利用できますが、病床を利用し共同指導を実施する場合には、当院が地域医療支援病院として承認されているため、当院の「登録医」となっていただく必要があります。詳細につきましては地域医療連携室まで連絡いただければ、担当者が説明に伺います。
2.患者さんの紹介
(1)予約入院の場合、診療情報提供書は、入院時に保険証と共に持参するよう患者さんにお伝え下さい。またできるだけ午前中に来院して頂けるよう、併せて指示をお願いします。なお、診療情報提供書については事前に地域医療連携室宛に送付していただいても結構です。診療情報提供書を入院時までに届けられない場合は、FAXにて送信し、後日送付していただいても構いません。また緊急入院の場合、直接電話で担当医宛に症状等の連絡をお願いします。
(2)開放型病床利用の患者さんへの説明
① | あらかじめ退院後の継続診療のために入院中に共同指導を行うことがある旨の説明をし、患者さんの同意を得ておいて下さい。 |
② | 当院外来にて受診後、入院となることをお伝え下さい。 |
③ | 診療情報提供書、フィルム、検査デ-タ等は患者さんにお預け下さい。 |
3.共同指導の実施について
(1)実施時間
共同指導を実施する時間は制限ありません。
次の時間帯は地域医療連携室で病棟をご案内します。また、白衣・名札が必要な場合は事前に連絡していただければ準備いたします。
平日 | 8:30~17:00 |
土曜日 | 8:30~12:30 |
※ その他の時間帯は、「休日夜間受付」にお越しください。病室番号をご案内いたします。
(2)カルテ記載
電子カルテの医師経過記録欄に記載してください。電子カルテを使用されない場合は、「共同指導記録」に手書きで記載してください。
(3)開放型病院共同指導実施票
紹介医師別にファイルされています。紹介医師名と患者名を確認し、該当する日付の欄に○印をつけてください。
(4)共同指導実施後
白衣・名札をご利用された場合は、地域医療連携室(閉室の場合は「休日夜間受付」)に返却してください。帰院後、ご自身の医院のカルテに必ず診療指導内容を記載してください。両院のカルテに記載する必要があります。
4.開放型病院共同指導料について
(1)「開放型病院共同指導料」は、紹介医と当院の担当医が共同で診療治療及び指導を実施した場合に一日一回に限り算定できます。但し、患者さんが先生方の医院を受診後当院に入院し、同日に共同指導を実施して開放型病院共同指導料を算定した場合は、再診料、外来診療料及び往診料等は算定できません。
(2)開放型病院共同指導料の請求① | 当院では月末又は患者さんの退院時に紹介医の共同指導回数を集計し、患者さんに請求します。共同指導料の一部負担金が発生する場合は当院が代理徴収します。 |
② | 共同指導回数を集計した翌月初めに、先生方に前月の共同指導実施票(紹介医控)と入金確認伝票(入金控)をお届けしますので、共同指導回数と入金額の確認を行って下さい。確認後、紹介医側の指導料(開放型病院共同指導料Ⅰ)を保険請求して下さい。 |
③ | 代理徴収した一部負担金は、翌月始めに指定された銀行口座に振り込みます。 |
その他ご不明な点、不備等ございましたら地域医療連携室まで遠慮なくお知らせ下さい。
開放型病床の利用(ご利用の流れ)
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