看護部Department Of Nursing
看護部長より

看護部長 近藤 加奈子
赤磐医師会病院は、地域住民の皆様や、医療・介護関係者の方々に支えられ、ケアミックス型の病院として成長し、地域の中核病院としての役割を担ってきました。看護部は、「地域社会との連携を深め、信頼される温かい看護を目指します」を理念に掲げ、現在は急性期一般病棟、地域包括医療病棟、地域包括ケア病棟、回復期リハビリ病棟、療養病棟、外来・手術室・内視鏡センター、血液透析センターの7部署で構成されています。
誰もが住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで送ることができるように地域一体で支援する地域包括ケアシステムが構築され、ますま医療機関は地域との連携が求められています。入院前の外来受診の段階から、在宅や施設など地域で暮らすその人という視点で、患者さんやご家族と寄り添えるコミュニケーション能力も求められています。また看護師は患者さんの人生に関わるということも忘れてはいけません。24時間みまもる看護師だからこそ日々様々な思いを抱えて、患者さんやご家族と接しています。そのような中でも、一人一人の看護師が大切にしたいことを忘れず、看護する楽しみや喜びを感じられる職場となるように全力で取り組んでいきます。そして理念である「信頼される温かい看護の提供」に繋げてまいります。
急性期一般病棟

急性期一般病棟(7対1看護体制)は、主に外科・整形外科・泌尿器科の手術が必要な患者さんや、内科的に急性期治療が必要な患者さんを中心に受け入れている病棟です。外科では主にヘルニア・胆のう炎・大腸癌などの腹腔鏡手術、整形外科では大腿骨や上腕の骨折を対象とした手術を中心に行っています。
看護師、看護補助者がチーム一丸となって日々患者さんのケアに努めています。20代のスタッフも多く、明るく活気ある雰囲気のなかで、互いに助け合いながら業務に取り組んでいます。スタッフ全員がやりがいと責任を持って患者さんに寄り添った看護ができるように努力していきます。
地域包括医療病棟

地域包括医療病棟は、急性期の治療を終えた患者さんが、ご自宅や施設など、次の生活の場へ安心して移っていけるよう、お手伝いをする病棟です。
多職種と連携しながら、患者さん一人ひとりに合わせたきめ細やかな支援を行っています。住み慣れた地域で安心して生活を続けていけるよう、退院後を見据えたリハビリテーションやご家族への介護指導等のサポートにも力を入れています。温かく、安心・安全な環境の中で、患者さんの「その人らしい暮らし」の実現のために、多職種と力を合わせてスタッフ一同サポートしてまいります。
地域包括ケア病棟

地域包括ケア病棟は、急性期病棟での治療を終え、状態が安定した方が自宅や施設などへの退院をめざし、リハビリや支援を行う病棟です。
看護師は、患者さん一人ひとりに寄り添い、定められた入院期間でADL(日常生活動作)向上にむけ生活リハビリを行っています。患者カンファレンスを実施し、問題点を見いだし、解決策を提案、目標を共有し、多職種と連携しながら支援を行います。住み慣れた地域、安心出来る場所へ退院できるよう、そしてその人らしく生活が送れる支援を目指しています。
回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患や骨折術後等の患者さんに対し、急性期治療後に低下したADL(日常生活動作)向上の為、多くの専門職がチームとなりリハビリテーションを実施し、心身ともに回復した状態で自宅や社会に戻ることを支援する病棟です。
時には外出して自宅に同行し、退院後の生活を見据えたリハビリテーションを実践しています。そして退院支援カンファレンスで共通の目標を設定し、施設や在宅のチームに繋げています。
療養病棟

療養病棟は、急性期での治療やリハビリテーションが終わり、病状が安定し慢性期の状態ではありますが、継続した医療ケアが必要な患者さんが入院する病棟です。
生活の質を保証し、安全で質の高い看護・介護を提供していくとともに、高齢患者さんや認知症患者さんのありのままの状態を受け入れコミュニケーションを図り、尊厳を大切にした対応をしてまいります。そして、安心して療養できる環境づくりをスタッフ一丸となって行っていきます。
外来

来院された患者さんやご家族の方が安心して診療を受けることができるようにコミュニケーションを大切にしながら外来看護を行っています。また多職種と連携しながら患者さんが地域で安心して生活が出来るよう、スタッフ一丸となりサポートを行っていきます。
内視鏡センター

医師・臨床工学士・医療事務と共にチームワークを大切に取り組んでいます。当院には消化器内視鏡技師を有する看護師が7名おり、不安を抱く患者さんに寄り添い、安心して内視鏡検査や治療が受けられるような看護を提供していきます。
手術室

主に外科・整形外科・泌尿器の手術を行っています。術前・術後訪問を行い、患者さんの不安や緊張を和らげるとともに術中のケアに活かしています。また円滑に手術が行えるように機械・物品・環境管理を行っています。
透析センター

当院は赤磐市では唯一の透析医学会認定病院で、透析医学会指導医のもと透析を行っています。血液透析・on-Iine-HDF(血液ろ過透析)に加え、消化器内科・外科と連携しつつGCAP(顆粒球除去療法)やCART(腹膜濾過濃縮再静注法)も実施しております。外来に加え、入院透析も行い、種々の診療科と連携をとりながら、各種手術や検査時に対応できる体制となっています。ベッド数は17床(内1台個人機)、午前・午後の2交代で日曜日を除いて年中稼働しています。
透析センターでは、管理栄養士による個別栄養指導、臨床工学士によるシャントエコー・エコー下穿刺、看護師による足病変の予防や早期発見の為フットケアにも力を入れ、透析治療をトータルサポートしています。